オプションモジュール:シミュレーション

メカニカルシミュレーション

コンピュータ断層撮影(CT)スキャン上で有限要素法(FE)による応力シミュレーションを直接実行します。この簡単に使用できるシミュレーションモデルは、形状に合ったメッシュは不要なため、フォーム材、ラティス構造、微細な空隙を含む部品など複雑な構造に適しています。ワンクリックで、欠陥解析の結果を取り入れて欠陥の周りの応力集中をシミュレーションすることも可能です。
VGSTUDIO MAX
Structural Mechanics Simulation


CTスキャンで直接メカニカルシミュレーション



ボクセルデータを直接操作できる取り扱いが簡単な有限要素(FE)シミュレーション:

  • 静的な機械的負荷を適用するために、直線的荷重、トルク、圧力から選択して使用できます。
  • 単一材料および複数材料の両方に対応し、線形弾性材料特性を持つ材料プローブや部品のシミュレーションが可能です。
  • フォーム材、微細空隙を含む部品、生体力学的構造など、非常に複雑な構造でも簡単にシミュレーションモデルを構築できます。
  • サブボクセル精度の拡張面定義を活用します。
  • VGSTUDIO MAXの任意のアルゴリズムで実行された欠陥解析の結果をワンクリックで加えることにより、欠陥周辺の応力集中を計算します。
  • セグメンテーションから構造シミュレーションまでを1つのソフトウェア内でシームレスに実行できます。
Unrolled object


生物学的に最適化された航空構造ブラケットの応力解析

Unrolled object


オープンアルミニウムフォームの圧縮マテリアルサンプル

Leveled freeform surface


コンポーネントの個別空隙での応力集中

Leveled freeform surface


ロード済みのヘビの牙 (Causus rhombeatus ) 、のほか、シミュレートされた咬合力を示す可視化力線(出典:Plessis, A., le Roux, S. G., & Broeckhoven, C. (2016), Stellenbosch CT Scanner Facility提供スキャン)

Unrolled object


生物学的に最適化された航空構造ブラケットの応力解析

Unrolled object


オープンアルミニウムフォームの圧縮マテリアルサンプル

Leveled freeform surface


コンポーネントの個別空隙での応力集中

Leveled freeform surface


ロード済みのヘビの牙 (Causus rhombeatus ) 、のほか、シミュレートされた咬合力を示す可視化力線(出典:Plessis, A., le Roux, S. G., & Broeckhoven, C. (2016), Stellenbosch CT Scanner Facility提供スキャン)



結果



実際の部品のスキャン上で結果を直接確認します。

  • 塑性降伏限界の評価または破壊リスクの推定のために、ミーゼス応力とひずみと最大主応力を計算して表示します。
  • 応力テンソルを力線として表示し、テンソルの固有ベクトルの方向を示します。線の長さは、それに対応する固有値の大きさを表します。
  • 変位の大きさを計算ボリューム内の各点に色分け表示し、変形の様子を視覚的に把握できます。

 



ホットスポットでの応力集中



部品内の重要な荷重集中領域を特定します。

  • ミーゼス応力、最大せん断応力、最大主応力の局所的な最大値を検出して可視化し、変位の大きさを検出します。
  • 選択した応力コンポーネントまたは変位が指定した閾値を超過する連続領域を特定し可視化します。


ミーゼス応力の極大値を検出して可視化します



選択した応力コンポーネントの最大値(ホットスポット)を計算します



ミーゼス応力の極大値を検出して可視化します



選択した応力コンポーネントの最大値(ホットスポット)を計算します



CADベースのシミュレーションとの比較



実際の部品のCTデータに基づいたシミュレーションの結果と、対応するCADモデルのシミュレーション結果を比較します。

  • CADモデルと、形状の偏差を含む実際の部品の両方をシミュレーションできます。
  • 同一または類似のオブジェクトに対する2つのシミュレーション結果(ミーゼス応力、最大主応力、最大せん断応力、変位の大きさなど)を自動的に比較します。
  • 構造内の各点におけるそれぞれの値の差分を計算し、色分けされた結果を部品上に可視化します。


検証済み結果



メカニカルシミュレーションモジュールのシミュレーション方法は、従来の有限要素解析結果に対して数値的に検証されており、良好な一致を示しています。また、物理試験で実験的に検証されており、構造部品において最も可能性の高い不具合箇所を特定できることがわかっています。(Predicting Failure in Additively Manufactured Parts Using X-Ray Computed Tomography and Simulation(X線コンピュータ断層撮影およびシミュレーションを利用した付加製造パーツにおける欠陥の予測)、査読付き論文、2017年第7回International Conference on Fatigue Design(疲労設計国際会議)

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